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大分県津久見市の土木会社「古手川産業」様
ロードサインの施工をさせていただきました。
今回は表示面のシートの上貼りです。
今回は道路に面している看板の工事だったため、道路使用許可をとり、バリケードをして作業を行いました。
まずは、表示面の掃除をしていきます。
ロードサインは頻繁に雨や日光にさらされるため、
また、道路沿いに位置するため、砂埃などで、比較的汚れが溜まりやすいです。
なので、水拭きでしっかりコケや砂埃などの汚れを拭き取っていきます。
シートが捲れてしまっていたり、禿げてしまっているところは
スクレーパーという道具を使って削り取っていきます。
-------なぜシートを貼る前に必ず掃除をするの？
汚れた表面ではシートがしっかりと密着せず、劣化や剥がれの原因になってしまいます。
また、見栄えを良くするためにもしっかり掃除しておく必要があります。
さらに、汚れや埃が溜まるとシートの耐久性が低下してしまいます。
本来の屋外でのインクジェットシートの耐候年数は3年〜5年と言われておりますが、掃除を怠ることで汚れが溜まり、本来の耐候年数にも満たなくなってしまうことがあるので、必ず掃除が必要です。
掃除が終わったらプライマーを塗っていきます。
屋内の看板にはあまり必要ありませんが、今回の看板は雨や日光がよく当たるということと、下地がシートがつきいにくい素材だったため、全面にプライマーを塗りました。
プライマーを塗る時にたっぷり液をつけすぎて液ダレしてしまうとシートを貼った時に段差ができてしまうので、塗る時は液をよく切って塗るようにします。
-------プライマーとは？
下地にしっかりと定着させるための液剤です。
シートの表面にはあらかじめ粘着剤が付いていますが、貼り付ける下地の素材や形状、施工する環境によっては十分に定着しないことがあり、その可能性がある場合にプライマーを使用します。
プライマーと粘着剤が接着することで、シートがしっかりと下地に定着します。
掃除とプライマーが終わったらシートを貼っていきます。
シートを貼る時の注意ポイント！
・水平、垂直をよく確認する
・貼るシートの順番は合っているか
・シートの長さ、幅は足りているか
・シートを貼っていく時に曲がっていないか
・シートの絵柄や線、文字は合っているか
・しわが寄っていないか
・エアが入っていないか
・スキージが汚れていないか（汚れているとシートに傷がつくため）
※スキージとはシートを抑えるヘラのような道具のことです。
以上のことを注意しながら貼っていきます。
今回は貼るシートが長いので、手で押さえることができない下の部分はテープでしっかり固定しておきます。
そうすることで風に煽られることもシートが曲がることも少なくなります。
近くで見るとこのような感じです。
既存の看板に上貼りするとこのように多少表面に凹凸が出てしまいますが、高い場所やサイズの大きい看板はあまり目立つことはありません。
▼Before
▼After
シートを貼り終えたらこんな感じです。
シートは剥がれにくくするために10mm巻き込んでシリコンを打ちます。
シートを巻き込まずに切ってしまうと埃や水が入りやすく剥がれの原因になってしまいます。
-------シリコンとは？
防水性・耐熱性・弾力性・電気絶縁性に優れ、
通常の接着剤では接着できないシリコンなどの素材もくっつけることができます。
ゴムのような弾力を持ったまま乾くので、衝撃を吸収したり逃したりできるうえに接着面を頑丈に保つことができます。
▼Before
▼After
ロードサインは遠くからでも見えやすく、たくさんの通行人の目を引くので、宣伝効果抜群です。
古手川産業様、ありがとうございました。
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